通信事業大手の複数プロジェクト管理を効率化──PMO支援で透明性向上を実現

BEFORE

  • 各プロジェクトで異なるフォーマットにより状況把握が困難
  • 複数プロジェクト並行稼働によるPMの過度な業務負荷
  • プロジェクト横断的な課題状況が不透明

AFTER

  • 朝夕2回の定期報告会で5-10分の効率的な情報共有を実現
  • 秘書的支援によりPMやチームリーダーの負荷を軽減
  • 課題の増減や解消率の可視化でボトルネックを特定

顧客プロフィールとプロジェクト背景

通信事業大手A社
売上高:2,760億円 従業員数:2,680名

今回ご支援させていただいたのは、国内有数の通信事業会社です。同社では、複数の大規模ITプロジェクトが同時並行で進行しており、各プロジェクトの進捗管理と課題対応が喫緊の課題となっていました。

特に問題となっていたのは、プロジェクトごとに異なる管理手法が採用されていることでした。WBS(作業分解構造)や課題管理表のフォーマットがプロジェクトによってバラバラで、全社的な進捗状況の把握が困難な状況が続いていました。また、複数プロジェクトを統括するプロジェクトマネージャー(PM)やチームリーダーの業務負荷が増大し、本来のプロジェクト推進業務に集中できない状況も生じていました。

CTSの選定理由

同社がCreative Tech Studioを選定した理由は、PMOサービスにおける実績と柔軟性にありました。特に、複数プロジェクトを横断的に管理する能力と、各チームの個別ニーズに応じた細やかな対応力が評価されました。

また、CTSの経営陣が大手金融機関での大規模システム開発プロジェクトにおいて、PMとしての豊富な実績を持っていることも大きな決め手となりました。技術的な背景を持ちながら、プロジェクトマネジメントの実践的なノウハウを有している点が、同社の求める支援内容と合致していました。

プロジェクト推進の軌跡

初期フェーズ:現状分析と課題整理

PMO支援開始後、まず取り組んだのは各プロジェクトの現状分析でした。異なるフォーマットで管理されている各プロジェクトの状況を統一的に把握するため、共通の管理指標を設定し、横断的な視点での課題整理を実施しました。

管理プロセスの標準化

次に着手したのが、プロジェクト管理プロセスの改善です。従来のバラバラな管理手法を整理し、全プロジェクト共通で使用できる課題管理フォーマットと進捗報告体制を構築しました。これにより、プロジェクト横断的な状況把握が可能になりました。

定期報告体制の確立

管理プロセス改善の成果として、朝夕2回の定期報告会を設置しました。この報告会では、数値データとクリティカルな課題のみに焦点を絞り、1回あたり5-10分という短時間で効率的な情報共有を実現しました。これまで長時間を要していた状況共有が劇的に効率化されました。

PM業務負荷軽減への取り組み

PMやチームリーダーの業務負荷軽減も重要な支援領域でした。具体的には、会議スケジュールの調整、課題対応の進捗管理、メール返信代行など、秘書的な業務支援を実施しました。これにより、PMは本来のプロジェクト推進業務により多くの時間を割くことができるようになりました。

課題可視化システムの構築

プロジェクト運営の透明性向上のため、課題の増減や解消率を定量的に可視化するシステムを構築しました。これにより、プロジェクト横断的なボトルネックの早期発見と対策立案が可能になり、全体的なプロジェクト成功率の向上に寄与しました。

CTSのPMOサービス

プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)支援

サービス概要: プロジェクトマネージャー(PM)の業務負荷を軽減し、プロジェクト管理全体の見える化と効率化を実現するサービスです。

対象顧客: 複数プロジェクトを同時に運営している大企業や、プロジェクト管理体制の強化を図りたい企業。IT導入や業務改善を推進する組織、部門単位での管理が必要な企業。

提供価値:

  • プロジェクトの透明性を高め、PMとの連携で早期に問題点を把握・解決
  • 標準化された管理プロセスにより、業務効率とプロジェクト成功率の向上に寄与
  • 経験豊富な専門家による実践的な支援で、組織全体のプロジェクト管理能力を向上

料金: 100万円〜/人月

CTSのPMOサービスは、単なる管理業務の代行ではなく、お客様の組織に合わせたプロジェクト管理体制の構築と、持続可能な運営体制の確立を目指しています。金融機関での大規模システム開発で培った実績とノウハウを活かし、複数プロジェクトの円滑な進行をPMO視点で支援いたします。

関連記事

歯科医院の業務改革支援企業をバックアップ!複数SaaSを統合したBPO事業向けプラットフォーム開発

株式会社クリエイティブテックスタジオは、歯科医院のバックオフィス業務を請け負うBPO事業向けに、統合管理システムをフルスクラッチで開発しました。BPO事業者が抱えていた、煩雑な複数ツールの運用という課題を一つのプラットフォームに集約し、業務効率の大幅な向上を実現した成功事例です プロジェクト概要:点在する情報を一元化し…

中国EC企業のレガシーシステム刷新──業務効率75%改善を実現

BEFORE パッケージ構造の複雑化により、マーケティング部門の要望にシステムが追いつかない状況 モバイル対応画面の不備による機会損失と顧客体験の悪化 手動処理による注文対応でヒューマンエラーや処理遅延が頻発 AFTER モダンアーキテクチャへの移行により継続的なキャンペーン開発が可能 モバイルファースト設計の導入でコ…

大手金融IT企業の社内インフラ基盤刷新──18ヶ月で開発対応力を大幅強化

BEFORE GitHub Enterprise、Jenkinsなどの開発ツール利用需要増加に対する深刻な人員不足 社内インフラの監視システムが旧式化し、緊急時の対応体制に不備 AWS環境の運用体制が標準化されておらず、開発者要望への対応が遅延 AFTER 運用保守業務の包括的な引き継ぎと文書整備により、スケーラブルな…