
売上高363億円、従業員数2,050名を誇る大手ITソリューション企業において、計画粗利未達プロジェクトが頻発する深刻な課題が発生していました。同社は金融機関向けシステム開発を中心に事業を展開しており、大規模で複雑なプロジェクトを多数並行して運営していることから、プロジェクト管理の標準化と品質向上が急務となっていました。
特に問題となっていたのは、プロジェクトマネージャー(PM)の経験値に依存した属人的な管理体制でした。若手PMが担当するプロジェクトでは進捗管理や品質管理が不十分となるケースが多く、結果として計画していた粗利を確保できないプロジェクトが継続的に発生していました。また、上流工程である要件定義フェーズでの品質にばらつきがあり、後工程で発覚する問題によってコストオーバーや納期遅延が頻発していました。
同社がCreative Tech Studio(CTS)を選定した理由は、単なる管理ツールの導入ではなく、 「CTS標準によるプロジェクト管理手法の導入」 と 「プロジェクトに深く入り込んだ伴走支援」 を組み合わせた包括的なアプローチにありました。
CTSの提案は、パイロット部門での現状分析から始まり、施策の策定・実施・効果測定まで一貫して支援する継続的な体制でした。特に、若手PMに対するOJT(On-the-Job Training)を通じた実践力強化と、標準化されたプロジェクト管理プロセスの導入により、属人化の解消を図る点が高く評価されました。
プロジェクト開始時、CTSのPMOチーム2名体制により、パイロット部門の詳細な現状分析を実施しました。その結果、最も効果的な改善策として、工数ベースのEVM(Earned Value Management)機能を搭載したWBS(Work Breakdown Structure)ツールの導入を決定しました。EVMとは、プロジェクトの進捗状況を工数と成果の両面から定量的に評価する手法で、計画値・実績値・予測値を数値で可視化することができます。
従来の週次定例会では、「順調に進んでいます」といった定性的な報告が中心でしたが、CTSの支援により定量的な内容への変更を実現しました。具体的には、進捗率、工数消化率、品質指標などの数値データに基づいた報告形式に統一し、上長が短時間で正確な状況把握ができる体制を構築しました。この変更により、上長のレビュー負荷が大幅に軽減されました。
上流工程の品質改善のため、CTSは要件定義工程内の各タイミングで実施できる要件定義チェックリストを提供しました。このチェックリストには、過去の成功プロジェクトから抽出された重要項目が網羅されており、PMの経験値に関係なく一定の品質を担保できる仕組みとなっています。
パイロットプロジェクトのPMに対し、CTSのPMOが密着して伴走支援を実施しました。プロジェクト状況の継続的なモニタリングと、成果物に対する具体的なフィードバックを通じて、若手PMの実践力を着実に強化しました。この取り組みにより、将来的な自走可能な組織体制の構築を目指しました。
CTSのPMOサービスは、プロジェクトマネージャーの業務負荷を軽減し、プロジェクト管理全体の見える化と効率化を実現する専門サービスです。複数プロジェクトを同時に運営している大企業や、プロジェクト管理体制の強化を図りたい企業に最適化されています。
提供価値の核心:
サービス提供費用:100万円~/人月
今回の成功事例が示すように、CTSのPMOサービスは単なる管理業務の代行ではありません。クライアント企業の組織能力向上を目指し、将来的な自走可能な体制構築まで見据えた包括的な支援を提供します。「ウェットなコミュニケーション」を重視したCTSの特色により、技術的な課題解決と人材育成を両立させた成果を実現しています。
プロジェクト管理体制の抜本的改革をお考えの企業様は、ぜひCTSのPMOサービスによる継続的支援をご検討ください。
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