
顧客概要: 売上407億円、従業員数1,553名の大手金融会社
プロジェクト: 証券アプリのUIUX改善による事業成長支援
今回ご支援させていただいたのは、金融業界において長年の実績を持つ大手企業です。同社では、証券アプリの継続的な改善とグロースハックを通じて、顧客体験の向上と事業成長を目指していました。
しかし、プロジェクト開始当初は、限られたリソースの中で複数の課題を抱えていました。チームメンバーは0.2~0.5という低いアサイン率で複数案件を同時に担当しており、業務が逼迫している状況でした。また、SASとGoogleAnalyticsを活用したデータ分析業務、顧客対応、プロジェクト管理など、多岐にわたる作業を少人数で回さなければならず、効率的な運営体制の構築が急務となっていました。
同社がCreative Tech Studioを選定した理由は、主に3つの要因がありました。
第一に、金融業界での豊富な実績と専門性です。CTSの経営陣は全員がシンプレクス株式会社出身であり、金融機関向けのシステム開発やプロジェクト管理において長年の経験を積んでいます。特に証券会社向けシステムの導入・移行案件を数多く手がけており、業界特有の要求水準や規制要件を深く理解していることが高く評価されました。
第二に、PMOサービスの実績と品質です。CTSは複数プロジェクトを同時に運営している大企業や、プロジェクト管理体制の強化を図りたい企業に対して、標準化された管理プロセスを提供し、業務効率とプロジェクト成功率の向上に寄与してきました。
第三に、柔軟性と迅速性です。期間の定めがない継続的支援という特殊な要件に対して、CTS標準に基づきながらも、クライアントの状況に応じてカスタマイズされたサポート体制を提案できることが決定的な要因となりました。
プロジェクト開始当初、CTSはまず現状の詳細な把握に努めました。メンバーの作業内容を一つひとつ丁寧にヒアリングし、どの業務にどの程度の工数がかかっているか、優先度はどうなっているかを体系的に整理しました。
その結果、データ分析業務や定型的な顧客対応業務、進捗報告書の作成など、優先度は高くないものの時間を要する作業が、メンバーの重要業務を圧迫していることが明らかになりました。
課題が明確になった段階で、CTSはデータ取得担当として1名を配置し、効率的なリソース配分を実現しました。SASとGoogleAnalyticsによるデータ分析業務を中心に、メンバーの負荷軽減につながる作業を積極的に引き受けることで、社内メンバーが本来集中すべき戦略的な業務に専念できる環境を整備しました。
続いて、CTS標準に基づく作業管理と情報共有の仕組みを導入しました。これまで属人的になりがちだった情報連携を標準化し、チーム全体の透明性を向上させました。特に、メンバーの不在時でも顧客対応が滞らないよう、迅速な対応体制を構築し、サポート品質の維持・向上を図りました。
プロジェクトが軌道に乗った後も、CTSは継続的な支援を通じて、さらなる効率化を追求しました。定期的な振り返りを通じて運営プロセスを見直し、新たな課題が発生した際には迅速に対応策を講じることで、持続可能な開発運営体制を確立しました。
対象顧客: 複数プロジェクトを同時に運営している大企業や、プロジェクト管理体制の強化を図りたい企業。IT導入や業務改善を推進する組織、部門単位での管理が必要な企業。
提供価値:
サービス費用: 100万円~/人月
今回のプロジェクトでは、CTSのPMOサービスの特長である「効率的なリソース配分」と「迅速な顧客対応」が十分に発揮されました。限られたリソースの中でも、標準化された管理プロセスと豊富な金融業界での実績を活かし、継続的な開発運営を支援することができました。
Creative Tech Studioは今後も、クライアント企業の課題に寄り添い、テクノロジーの力で独創的なソリューションを提供し続けてまいります。プロジェクト管理でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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